☆三代目JSB☆通信

三代目JSBの最新情報のまとめ♪

★ 【ライブレポ】7回目のドームツアー完走「次なるステージに進むべきタイミングが来た」★

   


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 三代目J SOUL BROTHERSが22日、京セラドーム大阪で『三代目J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2024”ECHOES OF DUALITY”』のツアーファイナル公演を行った。11月16日のみずほPayPayドーム福岡を皮切りに4都市で全9公演行われたドームツアー・三代目J SOUL BROTHERSとしては6年ぶりのフルアルバムであり“PETAL & THORN"(花びらと棘)という物事の二面性をテーマに据えたコンセプチュアルな一作『ECHOES of DUALITY』。そのアルバムを引っ提げた今回のツアーは新曲10曲を織り交ぜつつ、これまでにない挑戦的な演出も導入。15周年を控えたスターグループの進化形を示したライブとなった。



 重厚なコーラスが鳴り響く中、メンバーが多種多様な神々に扮したCG映像による壮大な世界観でライブは始まる。ステージに現れた7人が巨大スクリーンに映し出されるとたちまち歓声が鳴り、そのまま低音が響くアッパーチューン「DEVELOP」を青いレーザーの光と炎の特攻演出とともに聴かせ、一気に会場の熱を高めた。「いくぞファイナル!準備はいいか!」というΦMIのシャウトで始まったのは代表曲の一つ「J.S.B. DREAM」。息の合った掛け合いと手で示される“∞”のマークで、さっそく会場が一体に。そこから続けざまにエッジーなギターがかき鳴らされる「STORM RIDERS feat. SLASH」でそれぞれが広いステージを駆け回る。



 次いで最新アルバム収録の「CRAZY-CRAZY-CRAZY」では、ボーカルとパフォーマーが各々モニター越しのパフォーマンスで沸かせる。


 スタンドマイクを使ったパフォーマンスで人気の「Eeny, meeny, miny, moe!」では、途中のオーセンティックなダンストラックでも魅せる。そして最新アルバムからの「You got my mind」は洋画風に縦字幕の映像と女性ダンサーとのコラボでラブストーリーの世界観を表現。直後、スクリーンに流れ星が流れる。「アリーナ、スタンド、最上段の皆さん。そして配信をご覧の皆さん、誰も置いていきません。一緒に行こう!」と客席に投げかけるメンバーの姿がスクリーンに映し出される中、心温まるようなバラードのアレンジから始まる「R.Y.U.S.E.I.」が歌われる。輝く星々のような観客たちのライトに包まれ、いつまでも色褪せない大ヒットチューンを“今”の形で届けた。



 雷雲が唸る幕間映像が始まり、一人現れた岩田が水の中に飛び込むようにしてステージから倒れ込むと、次ぐ「LIT IT UP」ではモノクロに赤を差し込んだインパクトの強い映像とともに楽曲の世界を表現。そして次は大ヒット曲「Summer Madness feat. Afrojack」でさらに会場を一つに。


 続いてメイクルームを模したセットで女性に優しく語りかける演出から始まる「Make up」は2色に分かれた光の中、ボーカル2人の艶やかな歌唱とバンドのグルーヴィーな演奏がしっとりと響く。そして2枚の白い羽根が舞い落ちる映像が流れると、純白の衣装で7人が再登場。美麗なメロディが胸を打つ「Baby don't cry」の恋心を儚くも美しく表現した。



 続いて会場ごとパフォーマンスする楽曲が変化するバラードコーナーでは名バラード「冬物語」に加え、来年1月からテレビ朝日系列で放送される岩田剛典主演ドラマ『フォレスト』の主題歌である新曲「What Is Your Secret?」がパフォーマンスされた。

 ツインボーカルによるMCタイムに入り、今市隆二は「遂にやってきました、ファイナル。自分達だけではこのツアーは成し得ず、サポートメンバー、ダンサー、ミュージシャン、スタッフの方々、そして今日この会場にいる皆さん、全国で配信をご覧の方々……皆さんのお蔭でこのツアーができていますし、皆さんの応援と支えがあって今日この日を迎えることができました。本当にありがとうございます。今日は感謝の気持ちを持ちながら、燃え尽きるところまでやりきりたいと思います」と思いを語った。次に始まったのは「Best Life」。今を生きる人々への真摯なメッセージを歌った。


 なお、当日の囲み取材では最終日を迎えた心境について、今市は「三代目のドームツアーの型というのももう結構できていて、一連の流れがあるんですけど、今回はそれを良い意味で崩して模索して、新しい形を提示させてもらいました。自分たち自身まだまだ挑戦者でありたいし次に進んでいきたいという思いと、6年ぶりのオリジナルアルバムを引っ提げたタイミングでもあったので、色々な面でトライできたツアーだったし手応えもありました。すごく充実した、意味のあるドームツアーだったと思います」と語っていた。

 その後は怒濤のダンスチューン攻勢へ。まずは迫力の映像表現とともに都市に渦巻く欲望を歌う「TOKYO BLACK HOLE」、輝く赤色に染まった空間に燦然と輝く楽曲「SCARLET feat. Afrojack」。次いで「Lucky」と最新曲でもバッチリ会場を盛り上げてから定番キラーチューン「Rat-tat-tat」でさらに観客を踊り狂わせ、最後は生きる歓びを歌うポップアンセム「Yes we are」の大合唱でドームを一つにした。

 そして巨大スクリーンに音ゲー風の凝った映像が流れると、ライブはこれまでの曲をマッシュアップしたメドレーへ差し掛かる。色とりどりのレーザーが余すところなく浴びせかけられる中「Movin' on」「RAINBOW」「GOLDEN」、さらにもう一度「Rat-tat-tat」。「まだまだまだ踊っていきましょう!」と、とことん音の中で酔わせてくれる。EDMで隆盛を築いた三代目JSBならではの贅沢な楽しませ方だ。

 いよいよライブは終盤。「さあ、一緒に歌おう!」という声とともに始まった往年の名曲カバー「銀河鉄道999」。メンバーとファンが笑顔を交わし合った後は、代表曲の一つ「O.R.I.O.N.」のコールアンドレスポンスで盛り上がりの最高点へ。Jポップシーンに燦然と輝く楽曲の強さを見せつけた。

 やがて長い年月を経て朽ちた遺跡がスクリーンに映し出されると、ステージにたたずむ7人の姿が映像と重なる。ラストに歌われたのは「この宇宙の片隅で」。切なくも優しいバラードと壮大な映像美に包まれて、本編が終了した。


 そして、最終盤のアンコールは圧巻の一言だった。水が湧き緑の生い茂る大地やその果てでそびえ立つ巨大なモニュメントなど示唆に富む映像の後、燃え上がるような赤の衣装にチェンジした7人が再登場し「ツアーファイナル、アンコールいくぞMATE!」という今市の力強いシャウトから「Awakening Light」がスタート。炎とともにいっそう激しく歌い踊り、そのまま「大阪、そして全国の皆、燃え尽きる覚悟はあるか?」という今市の声が響く中、このツアーの正真正銘のラストソング「BLAZE」へ。「これがJ SOUL BROTHERS、俺達がJ SOUL BROTHERSだ!」「俺達の魂が尽きるまで一緒に行くぞMATE!」全身全霊で魂を込めたΦMIと今市の熱いシャウトが響き続ける。そうして最後までドームの観客全員を巻き込み、その熱を刻み込むようにして、渾身のパフォーマンスが終演した。


 そして最後にスクリーン上で2025年の新章を知らせる告知テロップが映し出された後、熱気冷めやらぬ観客の叫びが響く中で、満を持して新たなドームツアー『三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2025 "KINGDOM"』の開催が発表された。早くも届けられたネクストステージの報により、会場中の大歓声でファイナル公演の幕が下りた。

 なお当日の取材では、来年のドームツアーについても所感が語られていた。「今回のツアーから半年を待たずに次のドームツアーがスタートしますが、ツアー開催中にもう次のツアーのロゴまで決まっている、という事は今までになかったので。今のツアーの手応えを踏まえてもう次の準備に取り掛かれている、というのはすごく良い状態だと思います。もちろん今からしっかり模索していくんですが、新しいエンターテインメントを届けられるのは間違いないと思います。」と今市。

 新しいコンセプトを掲げ、かつてないほど様々なクリエイターが参加し話題を呼んだアルバム『ECHOES of DUALITY』と、その世界観を様々な挑戦的演出とともに表現した同ツアー。そして記念すべき15周年を控えた、新たなシーズンの幕開け。三代目JSBは歩みを止めない。それどころか新たなる挑戦と進化を貪欲に求め続ける、未だに底知れないグループなのだ。





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