★ 今市隆二「敬天愛人を人生の目標に」ボランティアも「2つの自分を見せたい」「夢を与えたい」★
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ーー全曲セルフプロデュースとなる最新アルバム「R」。先行配信曲「REALLY LOVE」は、肩の力を抜き、自分が本当にやりたいことと向き合い、人生を楽しむムードに溢れている。
今市隆二:いま自分のデビュー当時の写真を見ると、眉間に皺を寄せて気合を入れているのが伝わってくるんですが、そこから14年が経ち、いろいろな経験をする中で自分の裁量でチョイスができる部分が広がりました。
「REALLY LOVE」は自分の好きなことややりたいことと向き合う中で制作したアルバムの1発目にふさわしい曲。気を張っていない大人の余裕を表現できたらいいなと思ったところはあります。ライブで披露するとすごく盛り上がりますし、自分のテンションも上がる曲です。
今までも何度かラップっぽい歌はやっていましたが、この曲では全編歌ラップのようなニュアンスにトライしました。元々夢だったアーティストという仕事をやらせてもらっているのは本当に幸せなこと。好きなことに真剣に向き合い、夢に挑戦している人たちの背中を押したいという気持ちを込めました。
作詞に関しても新しいトライをした曲です。これまでは歌ものが多かったこともあり、抽象的な歌詞が多かったのですが、ラップものに抽象的なワードを入れると、美しくはなるかもしれないけれどメッセージが届きづらくなる。それもあって具体的なワードを入れました。
「愛で選んでいたい」
ーー印象的なのが「誰かのルールより 愛で選んでいたい」というフレーズだ。
隆二:人に対する思いによって自分は生きていますし、今の活動をしています。周りの意見を採り入れることは大事なことですが、最終的に決めるのは自分。誠実なジャッジをすることも周りへの愛だと思っています。
昔はこういった取材を受けていても、写真がかっこいいかかっこよくないかということを気にするくらいで、仕組みや意味なんて全然わかっていませんでした。でも今は、何でその仕事をやっているのかも含めて、世の中の仕組みが理解できる。だからこそ、時間とお金を割いて自分のライブに来てくださるファンの方たちに対する感謝の気持ちが募っています。デビュー当時とは感謝の重みが違います。
ーー感謝の気持ちが高まる中で、ある言葉に出合い、強く共感したという。
隆二:経営の神様と呼ばれる稲盛和夫さんが2022年にお亡くなりになったとき、稲盛さんが人生の指針にされていた「敬天愛人」という言葉が気になって調べてみたら、西郷隆盛の座右の銘だと知りました。僕の父は鹿児島生まれで、隆二の「隆」は西郷隆盛から取ったということもあり、すごくシンパシーを覚えたんです。それ以来、天を敬い人を愛することを人生の目標にして、良いことも悪いことも愛したうえで、人を思いやることができる人間になりたいと思うようになりました。
生身の人間として勝負
ーー「誰かの役に立ちたい」という思いは、具体的な行動に結びついている。
隆二:まだ小規模ではありますが、難民支援の活動をやっていたり、先日は能登に炊き出しに行ってきました。少なからず名前を知ってもらっているのであれば、自分が動くことで喜んでくれる人がいるような活動はするべきだと思っています。友だちに何かをして感謝されると嬉しいのと同じで、人のために何かをすることは、自分のために何かをする以上のパワーが生まれると思うんです。
ライブでも、ファンの方の応援のパワーを体感すると、心が洗われたような感覚になります。いくら時代が変わっても人間は一人では生きていけないですし、人と人との結びつきは変わらない。4月から5月にかけて行ったホールツアーでは映像を駆使して世界観を作り込みましたが、6月末からのアリーナツアーは生身の人間としての直球のパフォーマンスで勝負しようと思っています。
ーーコンスタントにソロアルバムを発表しているが、アルバムごとに世界観が大きく変わる。前作「GOOD OLD FUTURE」ではルーツである90年代R&Bの王道を貫き、前々作「CHAOSCITY」では30年代のレトロフューチャーな世界観を築いた。
隆二:確かに、アルバムごとに面白いほど世界観が変わっています(笑)。R&Bが軸にあるところは変わっていませんが、そこに毎回違う要素を足しています。最新作の「R」もまた、これまでとは大きく違うアルバムです。
夢を与える立場に
隆二 : 昔は音楽ジャンルを分けることが当たり前でしたが、今はネットで気軽にあらゆるジャンルの音楽が聴ける時代であり、ジャンルを以前ほど気にしなくなっている。自分としても、シンプルにその時々でフィールした音楽をやればいいと思っています。他はありながらもいろいろなことに挑戦することで、これまでの今市隆二と新しい今市隆二を両方見せられるんじゃないかなと。
ーーソロで新たなトライを続ける一方、デビュー14年にして6度目のドームツアーを成功させた
三代目J SOUL BROTHERSの必響力を実感することが増えているという。
隆二:昨年の「音楽の日」のダンスコラボで、他の事務所のダンス&ボーカルグループが「R.Y.US.E.I.」を踊ってくれました。そこに参加してくれたBE:FIRSTのSOTAとLEOは初めて行ったライブが三代目で「夢をもらった」と話をしてくれた。僕は元々EXILEから夢をもらって今ここにいます。自分がそういう立場になれたことは最高に感しいです。僕も含めて今はソロ活動の時期。ガンちゃん(岩田剛典)、NAOTOさん、ELLYがソロツアーをやっています。ツアーをやることは簡単なことではなく、しっかりとテーマやメッセージを考えたうえで行っている。スキルを養い、そこで生まれたアイデアをグループに還元していけるのが理想です。
三代目でギネス記録を
隆二:たとえそれぞれが活発なソロ活動をやっていたとしても、自分たちが三代日J SOUL BROTHERSであることには変わりない。グループとして新たなヒット曲を生みたいという気持ちは変わらずあります。
あと、長く続けたいです。ソロボーカリストとして長く活動するイメージは持てているのですが、ダンス&ボーカルグループの場合、年齢を重ねるとダンサーの体力の問題が出てきます。
年々長く活動することの大変さを感じていますが、三代目だったらダンスのキレではない表現にトライするとか、グループとして未踏の地を目指せるんじゃないかと思っています。ダンス&ボーカルグループのギネス記録を達成できるようなグループになれたらいいですよね。