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★今市隆二 『GOOD OLD FUTURE』を通じて届けたい“古き良き未来 ★

   


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今市隆二 interview 『GOOD OLD FUTURE』を通じて届けたい“古き良き未来”――時代の変化に捉われず自身の根底にある想い


2010年に三代目 J SOUL BROTHERSのボーカルとしてデビューし、2018年にソロとしてデビューを果たした今市隆二。グループのメンバーとしてエネルギッシュな楽曲を数多く表現してきた傍ら、ソロでは自身のルーツであるR&Bを軸とし、艶やかで魅力的な歌声を披露している。そして、4作目となるソロアルバム『GOOD OLD FUTURE』をリリースした。80年代シティポップをテーマにした前作『CHAOS CITY』の世界観から一転、モノクロ写真のヴィンテージ感溢れるジャケットの今作は90年代R&Bがテーマとなっている。懐かしさもあり、温かく包み込むようなサウンドの10曲を通して彼が表現したかったものとは? 発売中の『GLITTER vol.5』の大テーマ“Glittering Stars!”にまつわる質問をはじめ、36歳を迎えての価値観の変化や、この先への想いも語ってもらった。


かっこいいとかイケてるっていう感覚も全然あり。でも、それだけで終わりたくない。



――『GOOD OLD FUTURE』には、どういうイメージで制作に臨まれたんですか?


「『GOOD OLD FUTURE』は造語なんですが、“古き良き未来”という意味合いでつけています。音楽シーンが移り変わったり、音楽の聴き方自体が変わったりしていく中で、良い意味でも悪い意味でも音楽が溢れちゃっていると思っていて。手に取りやすくなったのはいいけれど、その分、価値が下がっている感じもするんですよね。だったら、いっそ本当に自分の好きな音楽やバックボーンに立ち返ってアルバムを制作したいという想いが強くなり、90年代R&Bをテーマにしたアルバムになりました。今年の夏に、自分から全国に出向いて直接ファンの人に会いに行くというテーマでホールツアー(『RYUJI IMAICHI CONCEPT LIVE 2022 “RILY”S NIGHT”』)を回り、それもアルバムに繋がってます。やっていることはアナログかもしれないけど、人を想いやる気持ち、好きになる気持ちとか、根本的なものすら変わってしまいそうな空気も感じるので、そこは変わっちゃダメだろうという想いを込めました」


――改めてご自分にとって大切にしたいもの、昔からあるものに対する愛情を改めてかたちにしたと。


「はい。音楽以外で言うと、ファッションも今ヴィンテージものに興味があって。だから、このタイトルは今の“今市隆二”にとてもハマっていると思います。中でもヴィンテージデニムが好きなんですが、どういう体型で、どういう職業で、というふうに履いていた人によって唯一無二のシワが刻まれていたりするところが面白くて。それは音楽にも繋がりますよね。曲がどういう人によって、どんな生活の中で生み出されたのかに惹かれるというところは。年齢を重ねてそういう価値観に行き着きました。いわゆるかっこいいとかイケてるという感覚も全然ありなんです。それだけで終わりたくないという気持ちがあるのかなと思います」


――アルバムのジャケットも、まさにヴィンテージ感があって素敵です。


「90年代R&Bと言うと、自分の中でレザーに身を包んで……みたいなイメージがあったので、文字にもレトロ感を出したり、細かいディテールからも音楽を感じてもらえるようにこだわりました。あと、LPサイズ仕様になっているので、ジャケットを飾るとか、インテリアとして使ってもらえたら嬉しいです」


これからも自分を隠さず表現し、しっかり今市隆二の生き様を届けていきたい。



――ご自身の好きなものが詰め込まれている分、歌詞も温かみのあるものになっているなと思いました。今市さんが作詞を手掛けた「Song For Mama」はすごく優しくて素直な歌詞ですよね。


「自分がずっと書きたかったテーマでもあって、R&Bではママに向けて書くというスタイルがフォーマットみたいなかたちであるんです。だから、この曲で、自分の母や、世界中で頑張っているママたちに向けて書いたらすごく良い曲になるんじゃないかと。実際に母に連絡をして、実家にあるホームビデオをDVDにして送ってもらったのを観ながら書きました。昔のホームビデオも、やっぱり20代に観るのと30、40代で見るのとは全然違うじゃないですか。今36歳になってから観ると……エモかったですね(笑)。しかも、当時は母の年齢が今の自分より年下なんだって考えると感慨深くて。本当に書けてよかったと思っています」


――今後、ソロとしてどんなことを表現していきたいと思っていますか?


「今年がデビューして12周年で、自分の歌や音楽以外にも、生き方や生き様を応援してくださってる方がたくさんいるんです。自分そのものを認めてくださっている感じがするので、これからも自分を隠さず表現して、しっかり今市隆二の生き様を届けていければいいなと思っています」


夢に向かって泥まみれになりながらでも、がむしゃらに頑張ってる人からは伝わるものがある。



――発売中の最新号『GLETTER vol.5』では、『Glittering Sters!』が大テーマなのですが、今市さんが思う「輝いている人」とはどんな人ですか?


「シンプルに、夢に向かって頑張っている人や好きなことができている人、人を想いやれている人かな。やっぱり夢に向かって、泥まみれになりながらでもがむしゃらに頑張ってる人からは伝わるものがあります。好きなことができている人というのは、接する中で『あ、この人、本当に好きなんだなあ』と伝わってくることがあるじゃないですか。ファッションだったら、僕が知らないことがスタイリストやカメラマンから出てきたり。音楽だったら、僕は歌を歌っているアーティストなので、シンガーに特化しているわけですけど、トラックメイカーとか、演奏者の方とか、自分と畑が違う人の話を聞くとめちゃくちゃ面白いんですよね。それぞれのプロフェッショナルな人たちはみなさん素敵だなと思います」


――ご自身の人生で一番輝いていたなと思う瞬間は?


「うーん……自分で言うのも何ですけど、やっぱりステージに上がっている時は、輝かなきゃダメだと思っています。僕にとって輝ける場所であるので、そこで輝けなくなったら辞め時なんじゃないかな。だからこそ、そこに対して努力をしたり、いろんなことに時間を使ったりしているので。過去を振り返るなら、学生時代ですね。特に中学生の時、いわゆる思春期に出会えた仲間が、僕の人生にとってすごく大きな存在で、今でも仲良くしています。それに、当時はすべての出来事が未経験だから、何もかもが新鮮で。小学生の頃は、ヒーローとかざっくりした存在に憧れていましたけど、中学生になると、ファッションに興味を持ち始めて『あそこのブランドやばいよね』とか、憧れの対象がより細分化されて具体的になる。そういうそれぞれ憧れる場所がたくさんあって、僕がキラキラしてたというか、周りがキラキラして見えてました」


――初めて自分で買い物に行ったりするのもその時期ですしね。


「僕の場合、当時はB系ファッションが流行っていて。だから、ティンバーランドのブーツがほしくて、原宿に買い物に行ったりしていました。電車も頻繁に乗ってなかったし、ましてや渋谷や原宿に行くなんて未知の体験で、人の多さに驚いたり、全部が面白かったんです。大人になると、どうしてもそういう新鮮さは減ってしまいますよね」


ヴィンテージデニム専用の部屋を作りたい--そうやって好きなもののことを考えている時が輝いてる瞬間。



――では、最近の輝きゴトを教えてください。


「さっきもちらっとお話しましたけど、ヴィンテージデニムです! ここ数年でハマって、ジャケットもパンツも何点か持っています。着るのもいいんですけど、家で専用のハンガーにかけて形を整えて、その状態を眺めているだけでもいいんです。その時の僕の目は輝いてると思います(笑)。徐々に増えてきたので、ヴィンテージデニム専用の部屋を作りたいなと思ったり。そうやって好きなもののことを考えている時は輝いてるんじゃないでしょうか」


――どんなきっかけでヴィンテージデニムにハマったんですか?


「もともと好きだったんですけど、2年前くらいに『BerBerJin』という古着屋のディレクターの藤原裕さんがリーバイスとコラボした本を出版されたんです。ヴィンテージデニムやジャケットの歴史、種類とかが載っていて。あそこまで掘っていくのは大変ですし、とても参考になりました。あの本がきっかけでハマった人は多いんじゃないかな。そこから徐々に知識を入れていくと……もう終わりですね」


――沼にハマっていると。


「そうなんです」


――ちなみに、お気に入りの一本は?


「大戦モデルと言われるもので、やっとその年代のジャケットとパンツを手に入れました。第二次世界大戦まっ只中で、戦争のためにいろんなものが簡素化された時代だから、ボタンの数が少なかったり、ポケットのフラップがとれていたりするんです。質的には良いとは言えませんが、第二次世界大戦中にしかない年代物ということで、今は価値が上がっている。これってアルバムの話にも繋がっていて、やっぱり僕は時代背景が見えるものが好きなんですよね」


長く続けていくには、そのために時間をかけてストイックにやるしかない。



――最後に、輝き続ける秘訣を教えてください。


「努力だと思います。長く続けていくには、そのために時間をかけて、ストイックにやるしかないんです。自分のためだったら自分の好きなことに懸けるのが一番いいと思いますし、誰かのために頑張ってる人も輝いていますよね」


――ご自身がされている努力というと?


「表に出る職業なので、スタイルを維持するための努力はしています。撮影やライブの前日にはリンパマッサージに行ったり、半身浴をしたり、食べ物を制限して塩分取らないとか……そういうことは日常的にやっています。終わった後に反動でおいしいもの食べに行ったりしますけどね(笑)」



 



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